印鑑は、日本社会では非常に重要なものですね。この印鑑を歴史の中で見てみましょう。
歴史的に見ると、世界的には、紀元前7000-6000年前の中東に既に印章があったようです。紀元前5000年には古代メソポタミアで印章が使用されていました。最初はスタンプ型印章が使われましたが、後に粘土板の上で転がす円筒形の印章が登場しました。
日本においては、まず最初、古代律令制社会では印章が重要だったんですね。そして、中世以降は花押(図案化・文様化された自署)が盛んになります。戦国時代からは、花押と並んで印章が復活してきます。江戸時代にはさらに印章が広まり、明治期以降は印章が非常に重視されるようになりました。署名を採用するかどうかで大分議論があったそうですが、事務の煩雑化を避けるために、自署の代わりに署名押印で良いとされたそうです。
ただ、面白いことに閣議署名は今なお花押が使用されています。
印鑑がこんなに長く使われているとは驚きですね。